呉橋縣。中心地は桑園鎮。天津から列車に乗って3時間半ほどで到着。駅を出てみると「雑技之郷」と書かれてあるが、それ以外にはなにもなく田舎の街だなと感じる。以前NHKの番組でこの街を紹介していたが、その時は「あぁ、中国にはこういう街もあるんだな」としか思わなかったが、中国人の知り合いから行ってみたらと勧められたので、今回訪れてみた。
呉橋は有名な雑技の郷で、民謡でも「上至九十九、下至剛会走、呉橋耍玩芸、人人有一手」と唄われ、呉橋の人々は誰でも雑技を一つはできるそうだ(本当かどうかは分からないけど、多いのは確かなようだ)。呉橋雑技の歴史は長く、漢代司馬遷の「史記・樂書」にはすでに雑技の雛形とも言える記載があるそうだ。現在では15類50種あまりの雑技があり、呉橋には30の雑技団、1000人近くの演技員が、また全国の50を超える都市の雑技団に1700人を超える演技員を送り出し、500人近くの呉橋籍の華僑も雑技を行っていると言う。
到着したはいいものの、ガイドブックにも載っていないし、観光案内があるわけでもない。仕方ないのでタクシーの運ちゃんに「どこで雑技を見られるんだ?」と聞く。すると雑技城というのがあって、そこで見られると言う。本当は庶民が雑技をしているところを見たかったが、それは難しいらしいので諦めて、雑技城へ。(2001年6月)