遼寧省瀋陽市 
Liaoning sheng Shenyang shi 
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都市名
  瀋陽市。遼寧省の省会。古くから東北地区の中心地として栄える。その後、清朝が興った地でもある。清の太祖ヌルハチと太宗ホンタイジが1637年から1644年までの間、国都「盛京」を置く。遷都後は「奉天府」となり、1914年に瀋陽となった。その後旧日本軍が占領し再び奉天と呼ばれるようになる。日露戦争後、鉄道、製鉄、石炭などの産業を拡大、関東軍も増強し、1931年9月18日、関東軍が柳条湖付近で鉄道を爆破、すなわち満州事変を起こして以後、中国侵略の中心地となった。
  大連から列車に乗って4時間ほどで到着。その日ちょうど本格的に雪が降り始め、とても寒くなる。私にとって零下十数度は初めての体験、蘇州から持ってきた衣服では間に合わなくなり、分厚い外套を購入。道はツルツルに凍って、車は至る所で立ち往生。近郊の都市へ行くにも時間がかかるし、危ないので断念。やっぱり冬は観光には向かないなぁと思いつつ、雪景色もいいもんだと思う。(2000年11月)

瀋陽故宮 Nov. 2000
Shenyang Gugong
thumbnail 清代初期の皇宮。後金天命十年(西暦1625年)から建設が始まり、清崇徳元年(西暦1636年)に完成。写真は崇政殿内の宝座。太宗ホンタイジはここで日常の政務や外国の使者と接見を行った。天聡十年(西暦1636年)に金(後金)が国号を清と改める大典が行われた。
瀋陽故宮 Nov. 2000
Shenyang Gugong
thumbnail 蒙古族から迎えられた妃達の部屋。座台の下はオンドルになっており、暖気を通して暖房していた。
九一八記念館 Nov. 2000
Jiuyiba Jinianguan
thumbnail 1931年9月18日、中国の国恥日として満州事変を忘れないために建てられた記念館。戦争時、日本軍が行った行為を展示している。
瀋陽故宮 Nov. 2000
Shenyang Gugong
thumbnail 故宮東路大政殿の宝座。清代皇帝が大典を挙行する場所。順治元年(西暦1644年)に順治帝がここで即位する。太祖ヌルハチ代にはすでに東路の建物が建築され、左右に10座の方亭が立ち並ぶ。
昭陵 Nov. 2000
Zhaoling
thumbnail 清太宗ホンタイジとその皇后ボルチジットの墓陵である。清崇徳八年(西暦1643年)に建造開始。関外清代三陵(昭陵、福陵、永陵)の中で最大規模。
昭陵 Nov. 2000
Zhaoling
thumbnail 昭陵は北陵とも呼ばれている。墓陵は平地に建造され、面積は18万平方メートルにも及ぶ。墓陵は雪が積もり、形がはっきりと見えた。

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